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家庭教師を選んで教えてもらう、いわばユーザーの立場であれば、考える必要はありませんが、立場を変えた視点で”家庭教師になる”場合、どうしたらいいでしょうか。

アルバイトとして高収入筆頭といわれるだけあって、家庭教師募集のキーワードによりインターネットで検索すると、非常に多くの登録制派遣会社が出てきます。しかし動機としてアルバイトと考えた時、受験を除けば身近に考えるのは、日々の学習向上と考える親御さんも多いと思います。

事実として、個人で家庭教師を始める場合、生徒に誰を対象とするかによって、需要と供給の関係はかなり違います。これは塾と同じように考えることが出来るでしょう。

つまり進学塾と公文式のような、受験対策の為の塾と学校の授業の学力向上に主眼を置いた塾の関係と似ています。前者であればそれは、学習そのもの以外に受験という、或る意味日本でいう特殊な試験対策の為のノウハウをどのくらい持っているかが鍵なのか、学習の理解、応用力を引き出すためのノウハウを持っているかという専門的な分野の差違のようなものが、家庭教師にも存在しているからです。

もちろん両方備えていればそれに越したことはないのですが、受験はやはり合否という非常にシビアな現実がある以上、責任の重さが違います。需要もその学年の時期に集中しますし、家庭教師派遣会社も、前回の家庭教師の選び方にあったように、受験生向けは価格も高くなっていることがお判りになると思います。

もし個人で家庭教師を目指すなら、受験向けの家庭教師は、需要もそして実際に個人の専門教師はすくないといえます。大部分は大手などの家庭教師派遣会社に登録し、その会社が持っている過去のデーターを元にカリキュラムを組んで、働いた方が家庭教師を利用する側も安心できる土壌があるようです。

家庭教師というものは何か具体的な資格が存在するわけではありません。しかし最大手で歴史のある家庭教師派遣会社では、段階的に教育師、公認プロ家庭教師、学習指導師、公認家庭教師というように試験による審査基準で落差をつけています。主に指導実績においてその基準を置いているようですね。

こうして考えてみると、個人で家庭教師をしたい場合、学習指導実績を裏付ける根拠となるものが第三者によって確認できるわけではないので、自然と学習向上の手段として利用者に選んでもらうといったスタンスになります。

となると肝心なのは、家庭教師になる側の考え方と、生徒募集の2点が重要となってきます。

個人の場合は極めてこれに当てはまりますが、時には親代わりとなって生徒さんに対し厳しく接することが必要となってきます。学校や塾で生徒が宿題をしてこなければ、先生は一喝して叱るでしょうが、家庭教師の場合、生徒といっしょになってその理由を考えるような捉え方といったらいいでしょうか。

作られて用意されたカリキュラムやシステムが背景にないわけですから、教師となる家庭教師の自立性が非常に重要となるわけです。ここは一概に何が一番ベストであるとは言い難い部分です。しかし一番の実力を発揮するのは生徒の学力に寄与することであり、親御さんとしても生徒の学力向上を願って家庭教師を依頼するケースが多いのも事実です。実質上の結果、つまり受験などそういった場合、塾というのが一般的な考え方といえるからです。塾と家庭教師の大きな違いは、抽象的ですが人間力のようなもの

家庭教師を求める生徒の多くは、学習以外にも自分の話を聞いてもらいたいということがあるからです。比較的生徒と年令も近い家庭教師は、学校の先生、親御さんよりも相談相手として期待されるからです。学力、指導力の他に求められる能力のひとつといえるでしょう。例え学生で家庭教師になっても、先生と呼ばれる以上、社会人としての常識は求められます。そういった意味では非常に特殊な職業といえます。何しろ決して大袈裟なことではなく、生徒の人格形成に関わる職業、何気ない一言で関係が崩れ、トラブルになってしまうことも覚悟しなければいけないわけですから。

教師と同じような能力、そしてその重責に対する対価、家庭教師が他のアルバイト、職業などに対し、時として高額な給料である理由はそこにあるといえます。

給与については、一般的な例として前回書きました授業料がそのまま参考になりますが、(派遣会社の場合は、契約やその会社のシステムに依存します)個人で行う場合は、授業回数か、時給の2点で決まるでしょう。

個人以外に家庭教師になるとしたら、他には家庭教師派遣会社の登録、個人契約を推奨するインターネット上で家庭教師と生徒を引き合わせる会社に登録する方法などがありますが、最初に個人で生徒を募集するとしたら、どうしたらいいでょうか?

ポスティング、折り込み広告、口コミ、紹介、インターネットの活用、専門誌などの広告掲載などが考えられます。 大手新聞の求人広告を活用したいと考えることもあるでしょうが、実際は高額でちょっと個人では無理とした方が良いでしょう。

(参考:朝日新聞求人情報料金 http://adv.asahi.com/ad_rates/additional/classified.html

この中でも誰でも始められるのがポスティングポスティングとは、自分やアルバイトを活用して、塾などの近くの各家庭のポストに直接広告を配ること。折り込み広告の場合、配る地区は限定できますが大雑把と見ておいた方が良さそうです。かかる費用は自分で配れば費用は広告代のみということになります。

この場合、不特定多数に配るわけですから、ロスになることが多く、他の飲食関係の広告と比べればその需要は低いといわざるを得ないのですし、ポスティングを受け取ることに対する印象は、おおむねあまりよくありません。利用してくれそうなお家だけ狙いで、単体でポスティングするよりも、生活に関わるような広告(需要がありそうな広告)と共に組み合わせてした方が効果はあるようです。

地区にどれだけの潜在生徒数がいるかを知りたい場合、市町村などのホームページで知るのが一番楽でしょう。地域別人口統計がEXCELファイルなどで提供されている場合もあります。市役所、町役場などに直接電話で問い合わせて聞くことも有効。申請して料金を払う場合もあります。

最近では学校でも運営しているインターネットのサイトがあります。場所によっては総合学習を通じて学校のサイトを作る授業があるそうです。そういったサイトでは生徒数が表示されている場合もあります。学校に直接尋ねてみても良いのですが、その際は情報を何に使うのか明確な意思表示が必要です。「引っ越す予定なので、学校の規模を教えて欲しい」と尋ねるのも良いかもしれません。確実なのは市などの管轄の教育委員会に直接聞くことだそうで、市内の情報は、ほぼ集めることが可能のようです。この場合、使ってる教科書の情報も知ることができるようで、参考になるでしょう。

このほか塾の所在も調べておくことも、個人で家庭教師を宣伝したい場合必要な情報源となります。塾が必要な家庭は、必然的に家庭教師を必要とする利用者である確率は高いといえますから。インターネット版タウンページなどが手っ取り早く調べられますが、
一般電話とフリーダイヤルが重複している場合がありますので、大体検索で出てきた件数1割程度は差し引いて推測した方が無難なようです。

個人での家庭教師で生徒を集めるというのは、ほぼ個人で塾を経営するのと同じような感覚。情報収集と細かい下調べ、料金の相場など、やはり始めるまでの敷居は高いといえますね。入試や受験に関するデーターも得ることは非常に難しいといえます。

参考までに首都圏国公立高校の偏差値はこちらで調べられます。

学校検索→こだわり検索→偏差値
進学研究会高校情報ステーションhttp://www.school-data.com/search.php

そこで一般的には家庭教師派遣会社の登録が、やはり手始めは一番近い選択肢。実績によって入試情報や受験に関することは塾と同じように多くを持っています。

ここで一つ注意しておきたいのが、個人にしろ、派遣会社にしろ、登録後生徒確保のための勧誘の方法によってはあまり評判のよくないと評価を受けることもあります。
というのも、電話による勧誘のあと高額な教材を販売する業者、あるいは現役大学生であることをアピールして教師としての資質に関しては、不確かな情報しか提供できない業者も存在することが多いからです。

よくある教材を売りつけてから、その後のサポートもほとんどないような、一件悪質に見えるケースでも、前回書いたようにその立場は法的には完全なガイドラインがあるわけではないので、あくまでも”グレーゾーン”。インターネットで一括で全国の家庭教師派遣会社に登録できるサイトは非常に多いのですが、中には、こういった業者が混じっていることは頭に入れておいた方が良いでしょう。よく言われるのが3大悪質業者の特徴といわれる「教材販売」、「ローン販売」、「チケット制」。いずれも共通しているのが、生徒勧誘方法が”電話”という点。

最大手の古くからある家庭教師派遣業者などでも、ほとんどの場合いきなり家庭教師として働くことは絶対にないといっていいと思います。家庭教師として登録した後、適性試験を受け、実際面接など、より厳しいところでは学科・教養・論文・面接・提出書類審査など、学力、人間性、生徒指導の適正に関する審査の後に始めて実習という段階を経ていきます

しかしこうした大手の中にも、良い意味でも悪い方でも「派遣」に徹底している会社もあり、悪質な勧誘や高額な教材の販売などは一切行わないが、教師へのサポートはあまり十分ではないところも有り、そうしたところでは、これから始めて家庭教師を始めたいと考えてる人には不向きでしょう。そうした中には、始めに教材の販売を強要して、その後の授業はすべてて教師に任せてしまう悪質な場合もあります。

家庭教師は仕事量のような、いわゆるノロマによる成功報酬で成立している職業ではありません。内容はほぼ学校や塾と同じような資質を求められる業種といえます。

大手の派遣会社の他に、学生自主運営組織が行う大学生が大学内で家庭教師を集め、派遣する組織というのもあります。組織の前身が学生運営の非営利家庭教師サークルで、早慶の大学生とOBによって運営されている大学系家庭教師サークルなど、出身校にそうした組織がある場合、非営利といっても給与形態が月謝として支払われているようです。こうしたところは、その大学の受験、入試に対しても情報は比較的多く持っているといえるかも知れませんね。

参考:早慶大学生家庭教師の会http://www.sokei.net/

塾のような固定の場所と決められた講師による授業ではなく、家庭教師の就業形態は民間の英会話教室とどうしても似通ったかたちが多いようです。悪質といわれる(全てがそうと断定は出来ませんが)教材一括販売、チケット制といって、家庭教師の教材、授業料などを「チケット」として販売する方法、つまり「家庭教師の回数券」ですね。入会時に利用者にローンなどを組ませ、一括で授業料を納めさせる場合など、見極める判断材料のひとつとして、家庭教師として登録する前にその会社に対し、利用者の視点で調べてみるのも良いでしょう。 良心的な業者ほど「月払い」で料金形態などは明確な表示があるはずです。

これは前回の結論と似ていますが、総合的に教師募集、生徒募集をどのように行っているかで判断材料ににしてみると良いかもしれませんね。

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